液体冷却ソリューション / Supermicro
Supermicro(スーパーマイクロ)は、液体冷却ソリューションに長年取り組んでおり、すでに多数の液冷対応サーバー製品を市場に投入しています。
さらに、サーバー単体にとどまらず、コールドプレート、CDU(Coolant Distribution Unit)や液冷専用ラックなどを独自設計し、自社工場で一括組み立てする「ラックスケールソリューション」も提供しています。
また、独自の冷却塔(クーリングタワー)も用意しており、液体冷却に関するトータルな提案が可能であることを強みとしています。
■ 主な特徴

・ End to End の冷却ソリューション(設計⇒構築⇒運用までを一括提供)
・ AI/MLワークロードへの最適化(多くのモデルでNVIDIA認定を取得)
・ 短納期・柔軟なカスタマイズ
・ ワールドワイドでの圧倒的な導入実績
ユニット | 概要 | ユニットイメージ | ||||||
冷却液分配ユニット(CDU) | Supermicroが開発したCDU(冷却配分ユニット)は、1+1の冗長ホットスワップ可能なポンプを備えており、冷却液をコールドプレートに循環させてCPU、GPU、およびDIMMから熱を除去します。CDUの冷却能力はモデルに応じて100kWまたは250kWであり、非常に高いラック密度を実現します。 |
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コールドプレート | Supermicro設計のコールドプレートは、CPU、GPU、およびDIMMの上に取り付けられ、冷却液がコールドプレート内のマイクロチャネルを流れることで、これらのコンポーネントを効率的に冷却します。 |
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冷却液分配マニホールド(CDM) | CDMはラック内のサーバーに冷却液を分配します。 | ![]() |
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ホースキット | ホースキットは、液冷ラックをデータセンターの主給水設備または冷却塔に容易に接続できるよう設計されています。このキットにより、既存の施設配管とのシームレスな統合が可能になり、将来的な拡張にも柔軟に対応できるため、データセンターの初期投資コストを削減できる可能性があります。 | ![]() |
データセンターのエネルギー消費は年々増加しており、その多くは冷却に使われています。特にAIトレーニング用サーバーの導入増加により、従来の空冷では限界があり、液体冷却が現実的な選択肢となっています。液体冷却は空冷よりも高効率で、TCO削減にもつながります。
Supermicro製クーリングタワー(冷却塔)は、最新サーバーが発する熱を効率的に除去できる柔軟性と省エネルギー性を備えており、特に高性能なAIサーバーの熱輸送と除去に最適化されています。
■ 主な特徴

・ クローズドループ設計
・ モジュラー設計:さまざまなサイズとセル構成で提供可能
(最大10MW/ユニットまで対応)
・ 各セルを独立して使用可能:冷却タワーの冗長構成が可能
・ 液体冷却ワークロードに最適化
・ 高温水対応フィル(>60℃):高温の戻り水にも対応
・ 広い温度対応範囲による高効率運転
・ 低電力消費:6.2kW/MWの冷却
・ 低水使用量:6.2GPM/MWの冷却
・ 長寿命:エポキシコーティングされたステンレス鋼による防腐食設計で
15〜20年の耐用年数
・ 迅速な導入:数週間での展開が可能(従来、数か月を要する)
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