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横浜市 「三溪園入口」バス停
自動運転技術のセンサーとして採用されている最新の3D-LiDARを活用した人流ソリューションを導入!お花見シーズン最盛期、三溪園入口バス停の混雑状況を可視化して今後の安全対策のEBPMに活用
ご協力
・横浜市
・株式会社オリエンタルコンサルタンツ
計測場所
横浜市「三溪園入口」バス停
サービス
ナガレミル(人流・交通観測サービス)
敷地面積18万平方メートルの広大な日本庭園である三溪園。桜や梅、ツツジ、紅葉などの名所として知られ、 日本人観光客だけでなく多くの外国人観光客が訪れる横浜でも有数の観光スポットです。 毎年、桜の季節には周辺の道路は車や人で大混雑します。そこで横浜市の依頼により、 大手建設コンサルタント会社である株式会オリエンタルコンサルタンツと共同で 3D-LiDARを用いた人流計測ソリューション【ナガレミル】による「三溪園入口」バス停周辺の混雑状況の可視化を行いました。
導入の背景
- ・お花見シーズンに「三溪園入口」バス停周辺が大混雑する
- ・多くの人がバスを待ち、90人以上が滞留することもある
- ・人数が多く、歩道からはみ出てしまうこともある
- ・横断歩道のない道路を渡ってしまう人もいる
導入の目的
- ・実際にどれくらいの人が滞留しているか計測したい
- ・道路の横断者数も知りたい
- ・個人情報保護の点からカメラの設置は不可
混雑する「三溪園入口」バス停周辺道路
多くの人が列をなすバス停
三溪園(神奈川県横浜市)は明治39年(1906年)に開業した敷地面積18万平方メートルの広大な日本庭園です。桜や梅、ツツジ、紅葉などの名所として知られ、日本人観光客だけでなく多くの外国人観光客が訪れる横浜でも有数の観光スポットです。そのため、桜の開花に合わせて周辺の道路は車や人で大混雑いたします。特に八王子道路に面する「三溪園入口」のバス停には多くの観光客が並び道路に人がはみ出すこともあります。横浜市は、混雑時における交通上の課題に対する改善策を検討するにあたり、現在の混雑状況を詳細に把握するためオリエンタルコンサルタンツと調査を行いました。その調査において、岡谷エレクトロニクスは3D-LiDARによってバス停の滞留人数及びバス停前の道路の横断者数を計測いたしました。
横断歩道のない道を横断する観光客
「三溪園入口」バス停は、横断歩道から少し離れています。
そのため横断歩道のない場所で道路を横断する方が多数おられます。
3D-LiDARの設置
3D-LiDARは高い位置に設置することで、計測範囲を広くなります。そのため、横浜市の許可のもと
バス停横にある公衆トイレの屋上に設置いたしました。
計測結果
実施概要
計測日時:2023年4月1日(土)9:00~15:00
計測場所:「三溪園入口」バス停(〒231-0823 神奈川県横浜市中区本牧大里町1)
計測対象:
①15分毎の滞留人数(バス停看板付近を除く)
②バス停車時刻
③バス追い越し通行車両
④道路横断者
測定機材:3D-LiDAR x2、PC x1
3D-LiDARによる計測画像
3D-LiDARにより、バス停滞留者と道路横断者を計測することができました。
カメラと違い、滞留者、横断者の顔を認識しないため、個人情報を収集することなく測定することができました。
滞留時間と滞留人数の計測
15分毎にどれくらいの人数が滞留したか計測することができました。
ピーク時(グラフの最も高いところ)は13:45~14:00で72人がバス停に滞留していました。
道路横断回数
観光客が道路を横断した回数も測定いたしました。
こちらは、計測データのエリア設定をすることで、特定のエリア間を移動した人を計測しております。
時間帯に関わらず、横断歩道のない道路を人が断続的に横断していることがわかりました。
計測データ
これまでは「桜の開花の時期になんとなくバス停が混雑している」状態でしたが、
人流計測ソリューションによって混雑状況を数値化、データ化しました。これにより、
今後の対策や提案に説得性を持つエビデンスを添えることが可能になります。
また、道路の横断といった危険インシデントも可視化することができました。今後、計測データをもとにバス停周辺の安全策の検討も行われていきます。
岡谷エレクトロニクスは、今後も自治体や企業様と協力をし、人流計測ソリューションによって
街、施設での安全で過ごしやすい環境づくりに貢献していきます。
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